政治と選挙Q＆A「二連(三連)ポスター 政党 公認 候補者」に関する裁判例(37)昭和23年12月28日　静岡地裁　事件番号不詳　強要被告事件　〔全逓清水支部事件〕

「二連(三連)ポスター 政党 公認 候補者」に関する裁判例(37)昭和23年12月28日　静岡地裁　事件番号不詳　強要被告事件　〔全逓清水支部事件〕

裁判年月日 　昭和23年12月28日　 裁判所名 　静岡地裁　 裁判区分 　判決
事件番号 　事件番号不詳
事件名 　強要被告事件　〔全逓清水支部事件〕
文献番号 　1948WLJPCA12286006

要旨
◆共同して待遇改善の交渉を為すに当って、多数の応援参加を得て或は労働歌の高唱下或は威迫的言辞を弄して相手の意思を不当に抑圧し、その自主性と自由な判断を失わしめるが如き騒然且つ緊迫せる情況下に於て確認書又は確約書の作成方を一方的に強要して交付を受けるが如き行為は、社会通念上争議行為として常軌を逸した脅迫手段を伴い正当なる労働組合活動と言い得ない。

新判例体系
公法編 > 労働法 > 労働組合法〔昭和二四… > 第一章　総則 > 第一条 > ○労働組合の行為と正… > 正当な行為の意義及び… > （二）争議行為 > Ｄ　方法 > （４）暴力的行為 > （イ）正当でないとし… > 強要
◆共同して待遇改善の交渉を為すに当って、多数の応援参加を得て或は労働歌の高唱下或は威迫的言辞を弄して相手の意思を不当に抑圧し、その自主性と自由な判断を失わしめるが如き騒然且つ緊迫せる情況下に於て確認書又は確約書の作成方を一方的に強要して交付を受けるが如き行為は、社会通念上争議行為として常軌を逸した脅迫手段を伴い正当なる労働組合活動と言い得ない。

 

出典
刑資 26号19頁

裁判年月日 　昭和23年12月28日　 裁判所名 　静岡地裁　 裁判区分 　判決
事件番号 　事件番号不詳
事件名 　強要被告事件　〔全逓清水支部事件〕
文献番号 　1948WLJPCA12286006

本籍 靜岡縣賀茂郡仁科村浜千九百四十九番地
住居 淸水市築地町一丁目三十二番地
逓信事務官　藤井靜雄
当三十二年
本籍 淸水市松井町二十番地の一
住居 同市村松不二寮三号
淸水郵便局事務員　加藤哲夫
（昭和五年十二月十一日生）当十九年
本籍 靜岡市川合新田四十一番地
住居 同市東鷹匠町八十四番地
逓信事務官　永井淸
本籍 淸水市江尻魚町六百八十番地
住居 右同上
逓信事務官　山田一夫
当二十四年
本籍 靜岡市馬場町五十六番地
住居 右同所
淸水郵便局事務員　山本昭一
当二十二年
本籍 靜岡市芳町十六番地
住所 同市水落町一丁目一番地逓信水落寮内
靜岡電信局事務員　下條忠次
当二十四年

右の者等に対する強要被告事件について当裁判所は檢察官相良春雄関與の上審理を遂げ左の通り判決する。

 

 

主文

被告人藤井靜雄、同加藤哲夫を各懲役六月に、同永井淸、同山田一夫、同山本昭一、同下條忠次を各懲役五月に処する。
但し被告人永井淸、同山田一夫、同山本和一、同下條忠次に対し本裁判確定の日より一年間右各刑の執行を猶予する。
訴訟費用は全部被告人等の連帶負担とする。本件公訴事実中第一の強要の点については被告人永井淸は無罪。

 

 

理由

被告人藤井靜雄は淸水郵便局電話課勤務の逓信事務官であつて、昭和二十三年九月十三日頃より後記全逓信労働組合淸水郵便局支部の執行委員長兼支部長を、被告人加藤哲夫は同局庶務課厚生係勤務の事務員であつて、右支部の執行委員兼共鬪部長を、被告人山田一夫は同局電話課勤務の逓信事務官であつて右支部の執行委員兼副支部長を、被告人山本昭一は同局貯金保險課勤務の事務員であつて右支部の執行委員兼建設班長、靑年部長をなし、いづれも右支部の組合活動に指導的役割を演じて居りたるもの、被告人永井淸は靜岡電話局交換課勤務の逓信事務官であつて昭和二十三年九月七日頃より全逓靜岡地区本部副執行委員長として、被告人下條忠次は靜岡電信局事務員であつて右地区本部の靑年部副部長兼幹事として夫々管下全逓労組支部との連絡、調査等の活動に從事して居たものであるところ、淸水市相生町一番地所在全逓信労働組合淸水郵便局支部は同局の庶務、貯金保險、通信及び電話の四課に勤務する職員男子百八十名、女子百二十六名を以て組織する官業労働組合であつて、該支部に昭和二十三年八月初旬頃より所謂ポ政令第二〇一号（昭和二十三年七月二十二日附内閣総理大臣宛連合國最高司令官書簡に基く臨時措置に関する政令―同年七月三十一日公布、即日施行）は違憲であつて、日本労働組合運動の民主的発展を阻害するものであるとの見解を取りつゝも、同政令発布後の新事態に対処する爲全逓中鬪指令第四号（昭和二十三年七月二十四日附）に副い、組合員一人一人の職場要求を組合活動の鬪爭方式とする所謂傾斜鬪爭を標榜して地域的鬪爭形態を整備すると共に、右組合支部の靑年部及び婦人部を以て結成する全逓建設班を組合活動の推進力となし、同年九月十一日頃より右建設班を中心に右組合支部員による一人一要求を目標として(1)家族二、五人を有する職員に最低月給八千百二十五円、(2)電話交換手に一時間十五分の休憩時間の賦與、(3)通勤パス全額支給、(4)被服雨具上草履の給與、(5)結婚資金即時支給等全部で十六項目に亘る待遇改善に関する要求事項を掲げ、右淸水郵便局長出口工に対し連日繰返えし熱烈にその要求をしてきたが、この交渉過程に於て同局長より何等有利な回答を得られなかつた爲、事態は依然緩和されず、同年九月二十日に至り、右郵便局内に於て臨時職場大会を開催したが、その際從來の一人要求の職場鬪爭を再確認すると共に爾後は右労組支部の委員を中心にして更に強力に右職場要求の組合活動を展開することに方針を決定し、之を実践鬪爭することになつたが、偶々九月二十四日に至り右淸水郵便局長室に於て出口局長と建設班員との間に前記待遇改善の要求事項について交渉中折柄電話加入者と称する部外者数名の苦情申入とその應援参加に端を発し、茲に局長と組合側との間に從業員の待遇問題をめぐつて紛爭状態を惹起するに至つたが、かゝる情勢下にあつて被告人等は右労働紛爭に於ける支部側の要求貫徹を期し、
第一、被告人永井淸を除く其の余の被告人等は相互共同意思の下に昭和二十三年九月二十四月午前十一時頃より午後七時頃迄の間、右建設班員並に部外友誼團員を以て組織する十数名の防衞隊員により、右淸水郵便局の正門並に裏門等を警備して出入者を嚴重に監視した上、右郵便局長室或は電話課長室に於て同局長出口工に対し、右労組淸水支部員及び部外友誼團体員等約数十名を以て右局長を取囲み、口々に激越な口調で「電話の出の惡いのは交換手に対する待遇が惡いからだ。これ迄待遇改善を叫んで來たが誠意がないのは管理者の責任だ。」「こんなことで局長が務まるか、吾々の総意で局長を辞めさせようではないか。」「一時間につき十五分宛の休憩時間を與えよ」「局長が休憩時間を呉れなければ自分等で実施する。」「労務を加重させないこと、労務の運営が円滑に行かないのは官側の責任だ。」と面責怒号し、赤旗を掲げて労働歌を高唱しながら氣勢を挙げて不当に圧力を加えた上、右要求を認めた確認書の提出方を要求し、若し之に應じなければ右局長の身体又は自由に対して危害を加えまじき氣勢を示して脅迫し、因つて被告人等の威迫的態度により一層事態の惡化を虞れた同局長をして、「電話交換手の勤務時間一時間につき十五分宛の休憩時間を認める、労務を加重させない」旨の同人署名捺印ある確認書一通を作成せしめて、之が交付を受け、
第二、被告人下條忠次を除く其の余の被告人等は更に共同意思の下に、翌九月二十五日及び二十六日も引続き前同樣交渉態勢を整え、右郵便局の出入口を一層嚴重に警戒監視した上、
（一）、同月二十五日正午過頃より同日午後十時四十分頃までの間、偶々名古屋逓信局業務部電話課業務係長久野忠男が電話の疎通状況、取扱状況等の調査のため、右淸水郵便局に來たのを聞知するや、右郵便局電話交換室に於て、約数十名の者と共に、同係長を取り囲み、同人の調査目的を執拗に糾明した上、同人が淸水局從業員の思想、政党関係を調査し旁々同從業員を首にする意図を有するものであるとの不安と不信の念慮を深め口々に激越な口調で、「何の目的で調査に來たか、調査資料を持つて帰えると皆首を切られるから持つて帰しはせぬ。」「調査資料を見せなければ通信が止るのみならず、どんな事態が起つてもその責任は貴男にある。」「自分は臭い飯を喰う覚悟が出來ているんだ、只では帰さぬ。」等と威嚇的言辞を弄して同人に対し調査資料の開示方を迫り、遂に同人より調査資料を取上げた上、更に多数の同志並に部外友誼團体員等の激励と要求と労働歌の高唱の緊迫した状態下に、右久野忠男に対し「今度の事件は職員の最低生活が保証されていなかつたことが原因だから、それを確認し復命する趣旨の確認書を書け」と要求し、若し之に應じなければ、同人の身体、自由に対し危害を加えまじき氣勢を示して脅迫し、因て同人をして已むなく被告人等の指示通り「全逓淸水郵便局支部に起きた今回のことは最低生活が保証されていないか又は休憩時間その他労働條件等が原因であつたから、このことを調べることが調査の目標であるべきことを確認し、今後の調査がかゝる点で行はれることを復命する」旨記載した同人の署名拇印ある確認書一通を作成せしめ之が交付を受け、
（二）、更に引続き同日午後十一時頃より同十二時頃までの間、前記局長室に於て、前同樣の交渉態勢下に於て、名古屋逓信局より派遣せられて淸水郵便局における作業員の労働紛爭実情調査に來た右逓信局総務部労務課労務係長綠川雅春を取り囲み、同人に対し交々熱烈な口調で「確約書を書け。」「確約書を書いたら帰してやる」等と申向け、若し之に應じなければ同人の身体、自由に危害を加えまじき氣勢を示して脅迫し、因て同人をして、前記の如き被告人等その他労組員の行動並に労務紛爭の險惡化を虞れ、已むなく被告人の要求通り「今般淸水郵便局に起きた電信業務の澁滯は從業員の最低生活が保証されていないこと、及び休憩時間その他の労働條件が非常に劣惡であつたことに関し、官としての適切な措置が講ぜられていなかつた爲に、自然発生的に起つた問題で從業員には責任がない。從つてこのような事態を再び起さぬためには、その原因と結果を調査確認の上、その解決策を即時実施すべきである。それを行わずして末梢的な現象面のみ調査することは、徒に從業員を刺戟し、却つて業務の円満な運行を阻害するものである。以上は何等脅迫等を受けることなく自由なる意志に基いて書いたものであることを確認する。昭和二十三年九月二十六日（零時十三分）附記首切りその他の処分は絶対に行わない」旨記載した綠川雅春の署名拇印した確約書と題する書面一通を作成せしめて之が交付を受け、
（三）、更に引続き同日午前零時頃より翌二十六日午前三時半頃までの間、前同所に於て前同樣の交渉態勢下に於て、右出口工局長を取り囲み同人に対し交々「組合の要求に係る金八千百二十五円の地域給の要求は妥当と認め、その実現には組合と協議の上努力するということを確認せよ」と要求し、同局長が容易に之に應じないのを知るや、口々に激越な口調で「局長、課長を追放して仕舞え。」「人民管理をしなければ駄目だ、人民裁判にかければお前達は絞首刑だ。」「資本家の狗だ。」「階級の敵だ。」等と怒号面罵し、更に同所に於て局長を取り囲んでいた多数の者等に「スクラム」を組ませて圧力を加え、労働歌を高唱して氣勢を挙げ威迫的態度を以つて若し被告人等の右要求に應じなければ、その身体、自由に危害を加えまじき氣勢を示して脅迫し、因て遂に疲労困憊した同局長をして已むなく被告人等の指示通り「組合の要求にかゝる二千四百カロリーを基準とする地域生活給八千百二十五円は妥当と認め爾後は自主的判断に基き之が実現に努力する。一九四八年九月二十六日午前三時二十九分淸水郵便局長」と記載した上同局長の拇印を押捺させた確約書と題する書面一通を作成せしめて之が交付を受け、
以て夫々右出口工、久野忠男、綠川雅春等を強要して、義務なきことを爲さしめたものである。
証拠を按ずるに、
判示冐頭掲記の事実については
一、被告人等の役職名が判示の如くなることは被告人等の当公廷に於ける各自の関係部分について判示同趣旨の各供述により、
一、判示九月二十日の臨時職場大会の状況が判示の如くなることは被告人山本和一に対する昭和二十三年十月九日附檢察官の聽取書、並に山内鐐一に対する同年十月六日附檢察官の聽取書に判示同趣旨の供述記載あるにより、
一、其の余の判示事実については被告人藤井靜雄の当公廷に於ける判示同趣旨の供述により、
夫々之を認め、
判示第一の事実については、
一、判示日時場所に於て被告人等が出口局長より判示確認書一通を作成交付せしめたことは被告人永井淸を除く其の余の被告人等の当公廷に於ける判示同旨の供述により、
一、判示日時頃判示の如く淸水郵便局の出入口を警備監視したことは被告人山田一夫に対する昭和二十三年十月十日附檢察官の聽取書並に前記被告人山本昭一、及び山内鐐一に対する各檢察官の聽取書中判示同趣旨の供述記載により、
一、其の余の被告人等が共同して友誼團体員多数と共に出口局長に対し判示の如き言動をなし判示の如き状況下に、同人を脅迫して判示確認書を作成せしめたことは前記被告人山本昭一に対する檢察官の聽取書、竹内準次に対する昭和二十三年十月六日附檢察官聽取書、出口工に対する昭和二十三年九月二十七日附檢察官聽取書の各供述記載を綜合し
夫々之を認め、
判示第二の事実中、
判示冐頭の事実は被告人藤井靜雄の当公廷に於ける判示同旨の供述並に前記山本昭一、山内鐐一に対する檢察官聽取書中判示同旨の供述記載により、
判示第二の（一）（二）の事実については、
一、各判示日時頃各判示場所に於て被告人等が久野忠男、及び綠川雅春より判示確認書及び確約書各一通を作成交付せしめたことは被告人下條忠次を除く其の余の被告人等の当公廷に於ける判示同旨の供述により、
一、其の余の被告人等が共同して友誼團体員等多数と共に久野忠男並に綠川雅春に対し判示の如き言動をなし判示の如き状況下に同人等を脅迫して判示の如く確認書並に確約書各一通を作成せしめたことは証人久野忠男、並に綠川雅春の当公廷に於ける判示同趣旨の供述と竹内準次に対する前記檢察官の聽取書の供述記載並に証人水野敏雄の当公廷に於ける供述と綜合し
夫々之を認め
判示第二の（三）の事実については
一、判示日時頃、判示場所に於て被告人等出口工より判示地域給の交渉の結果、判示確約書一通を作成交付せしめたことは被告人下條忠次を除く其の余の被告人等の当公廷に於ける供述により
一、其の余の被告人等が共同して判示の如く出口局長に対し威迫的言辞を弄し判示の如き状況下に同人を脅迫して判示確約書を作成せしめたことは出口工に対する昭和二十三年九月二十八日附檢察官の聽取書中判示同趣旨の供述記載並に証人水野敏雄の爲当公廷に於ける判示同趣旨の供述により、
夫々之を認める。
仍て判示事実は総てその証明十分である。
尚被告人等及び弁護人等は（一）被告人等の本件行爲は勤務條件の改善を求める爲正常な組合活動として爲した正当な行爲であるから昭和二十三年七月三十一日政令第二百一号第一條第一項但書の規定に該当する公務員として禁止されない適法な交渉行爲と認むべく無罪であるべき旨、（二）然らずとするも本件行爲は労働組合の活動として当然になし得るものと認められた正当な行爲であるから労働組合法第一條第二項により刑法第三十五條の適用を受け違法性を阻却せられるから無罪であるべき旨各主張するを以てこれらの点につき以下判断する。
（一）、先ず第一の主張について按ずるに、被告人等の当公廷に於ける各供述を綜合すれば被告人等が孰れも政府の公益事業たる通信業務に從事する所謂現業職員たる公務員であり、且同人等が判示逓信労働組合の指導的役員であるること、並に本件行爲が昭和二十三年七月三十一日政令第二百一号公布後の新事態下において判示淸水郵便局從業員の劣惡な業務條件の改善を計る目的を以て被告人等により組合運動として爲された團体的な交渉行爲であることを認めることができる。
しかし被告人等がこの目的を達成する爲に採つた判示行爲遂行の各手段が果して正常な公務員の組合活動として認められる正当な手段であり、又從つて被告等の行爲が全体として「正当な交渉行爲」として右政令第二百一号第一條第一項但書の規定に該当するものであるかどうかは、被告人等が公務員なるの地位を有するものなる点に鑑み、更に檢討を要するところである。
抑々政令第二百一号（昭和二十三年十二月三日法律第二二二号國家公務員法第一次改正法律附則第八條により廃止）は昭和二十三年七月二十二日附内閣総理大臣宛連合國最高司令官マッカーサー元帥書簡に基き、公務員法改正までの暫定的措置として、公務員のいわゆる團体交渉及び爭議行爲其の他之に類似する紛爭行爲により政府活動の正常な運営能率が阻害されるのを防止して公務の秩序と能率の向上を確保し、政府の権威と威嚴を維持すると共に國民の利益と福祉とを図る目的を以て制定公布されたものであつて、同政令によれば、凡そ國又は地方公共團体の公務に從事する者、即ち公務員は一般職員であると現業職員であるとを問わず、國民の主権に基礎をもつ政府又は公共團体により、任命又は雇傭せられた事実に基き與えられた公共の信託に対し忠誠の義務を負うところのいわゆる全体の奉仕者（日本國憲法第十五條）であるから、一般私的企業に從事する者と異なり、國又は公共團体に対しては同盟罷業、怠業的行爲の脅威を裏付けとする拘束性質を帶びた、いわゆる團体交渉権（憲法第二十八條、労働組合法第一條、第十條、労働基準法第二條、労働関係調整法第四條等参照）を認められず、從つて政府と対等の立場に於いて團体交渉し協定する当事者能力を有しない。（政令第一條）。又同盟罷業、怠業的行爲は勿論、いやしくも國又は公共團体の業務の運営能率を阻害する爭議手段も許容されないのである。（政令第二條憲法第二十八條、労働関係調整法第七條、第三十六條乃至第三十九條参照）。
之によつて観れば被告人等の如き現業公務員は從來日本國憲法第二十八條以下労働組合法、労働関係調整法等一連の労働法規に從つて認められたいわゆる團体交渉権及び爭議権を剥奪禁止されたもので、從つて労働條件の決定に関し使用者側たる政府に対し、対等の立場において團体交渉又は爭議行爲その他之に類似する紛爭行爲は之を禁止されたものと認むべきである。これは公務員の労働組合運動に対する劃期的制限といわざるを得ない。然しながら政令第一條第一項但書によれば公務員又はその團体はこの政令の制限内に於いて個別的又は團体的にその代表者を通じてその苦情、意見、希望又は不満を表明し、且これについて十分な話合をし、証拠を提出することができるという意味に於て國又は地方公共團体の当局と交渉する自由を認められているのであるが、この趣旨とするところは團体交渉権を奪われた公務員に対し、その雇傭條件の改善を求めるために平和な民主的手続により希望や不満等を政府に申出る権利を認め、これによつて公務員の雇傭條件について多数の公務員の意向を政府に反映傳達し政府が自発的に公務員の勤務條件の改善を計り或は法律案を作つて、國会に提出し或は命令を自ら発する等政府の職権発動の機会を與えたものと認むべきである。
然らば果して被告人の本件行爲が右政令第一條第一項但書にいう平和な民主的手続による正当な交渉行爲であつたかどうかとゆうに、成程、被告等が当公廷に於て主張するが如く、被告人等の本件行爲の動機目的が從業員の勤務條件の改善を求めるにあつたことはこれを認め得るけれども、被告人等が共同して判示待遇改善の交渉を爲すに当つて被告人等以外に多数の淸水郵便局從業員並に部外友誼團体の労組員の應援参加を得て判示出口工局長、久野忠男、綠川雅春に対し、或は労働歌の高唱下、或は判示の如き威迫的言辞を弄して同人等の意思を不当に抑圧し、その自主性と自由なる判断を失わしめるが如き騷然且つ緊迫せる情況下に於て判示確認書又は確約書の作成方を一方的に強要して之が交付を受けたことは判示認定の如くである。かくの如き交渉行爲は現下國民の健全なる常識又は社会通念に照して考えるも決して右政令にゆう平和な民主的な手続による十分な話合でもなし又單なる意見希望、又は不満を表明する権利の行使とも認め難く、全く正当なる交渉行爲の範囲を逸脱した違法な行爲というべく、又被告人等が右の如く出口工局長、久野忠男、綠川雅春等より確約書又は確認書の作成交付方を要求することは、たとえ、当面の作成行爲自体が、從來の労働組合運動の交渉行爲として適法な慣行的行爲であり労働者の通念であるとしても、右政令下に於ては公務員たる地位をもつ被告等に対しては、到底許されないところである。しかも、被告人等の右行爲の結果、判示紛爭期間中判示淸水郵便局に於ける電話の通信業務は連合國関係の通信を除いて、市内及び市外交換の通信に一時支障を生ぜしめたことは、本件記録中の名古屋逓信局より靜岡地方檢察廳宛の「淸水郵便局電話局電話業務運行状況について」と題する書面に徴し明かに認められるところであるから被告人等の行爲は前記政令第二條第一項に違反する政府の業務運営能率を阻害する違法な紛爭行爲とも認め得られるのである。
以上いずれよりするも、被告人等の本件行爲は正常な組合活動としての正当な交渉行爲とは認め難いから、この点に関する被告人等及び弁護人等の主張は之を採用しない。
（二）、次に第二の主張について按ずるに抑々労働組合法第一條第二項の規定は労働組合の團体交渉その他の行爲にして、團結権の保障及び團体交渉権の保護助成に依り労働者の地位の向上を図り経済の興隆に寄與する目的を達成する爲なした正当な行爲は、刑法第三十五條の正当な業務行爲により爲したものとして処罰しない旨を定め、日本憲法第二十八條の規定と相俟つて労働者の経済的地位の向上と経済の興隆に寄與する爲、労働組合運動の健全なる発達を保護、助成すべく労働者の團結権、團体交渉権、及び爭議権を保障し、その正当な爭議行爲を刑罰法令の適用から保護しているのである。しかして被告人等がいずれも、逓信業務に從事する公務員であり、且つ逓信労働組合の組合員であること、並に被告人等の本件行爲が淸水郵便局從業員の勤務條件の改善を求める爲、組合運動として爲した團体的な交渉行爲であるが、該行爲は政令第二百一号の適用上違法の紛爭行爲であることは前段説示の通りであり、更に政令第二百一号の適用を別としても被告人等の所爲は前段認定の如く社会通念上爭議行爲として常軌を逸した脅迫手段を伴い正当なる労働組合活動と謂い得ないから孰れにするも被告人等の本件行爲については、労働組合法第一條第二項の規定はこれを適用するの余地なきものと認める。よつて、この点についての被告人及び弁護人等の主張は之を採用しない。
法律に照すに被告人藤井靜雄、同加藤哲夫、同山田一夫、同山本昭一の判示第一及び第二の（一）（二）（三）の各行爲、被告人永井淸の判示第二の（一）（二）（三）の各所爲、被告人下條忠次の判示第一の所爲はいずれも刑法第二百二十三條第一項第六十條に各該当するところ、被告人下條忠次については、その所定刑期範囲内に於て、其の余の被告人等については、右各所爲はいずれも同法第四十五條前段の併合罪であるから、同法第四十七條第十條に從い犯情最も重き判示第二の三の強要罪の刑に法定の加重をなした刑期範囲内に於て、被告人藤井靜雄、同加藤哲夫を各懲役六月に、被告人永井淸、同山田一夫、同山本昭一、同下條忠次を各懲役五月に処すべく、但し被告人永井淸、同山田一夫、同山本昭一、同下條忠次に対しては本件犯行の動機、経緯、被告人等の活動程度その他諸般の情状を考えて同法第二十五條に從い本裁判確定の日より一年間各刑の執行を猶予すべく、訴訟費用の点は刑事訴訟法第二百三十七條第一項第二百三十八條を適用し被告人等全部の連帯負担とすべきこととする。
尚被告人永井淸に対する本件公訴事実中被告人が判示第一記載の如く昭和二十三年九月二十四日午前十一時頃より午後七時頃までの間、被告人藤井靜雄、同加藤哲夫、同山田一夫、同山本昭一、同下條忠次等と共同して判示淸水郵便局長室、又は電話課長室に於て、山口局長に対し判示脅迫を加えて、同人をして確認書一通を作成交付せしめて義務なきことを爲さしめたものであるとの点については犯罪の証明十分でないから刑事訴訟法第三百六十二條に從い無罪の言渡を爲すべきこととする。よつて主文の通り判決する。
（裁判長判事　栗山哲　判事　小倉明　判事補田中稔は退官につき署名捺印すること能わず　裁判長判事　栗山哲）

 

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政治と選挙の裁判例「二連(三連)ポスター 政党 公認 候補者」に関する裁判例一覧
(1)令和元年12月12日　高松高裁　平３０（ネ）２４２号　損害賠償請求控訴事件
(2)令和元年12月 4日　東京高裁　令元（行ケ）３１号
(3)令和元年12月 4日　東京高裁　令元（行ケ）３０号
(4)令和元年11月29日　東京地裁　平３１（ワ）５５４９号　損害賠償請求事件
(5)令和元年11月13日　福岡高裁那覇支部　令元（行ケ）３号
(6)令和元年11月 8日　福岡高裁　令元（行ケ）２号
(7)令和元年11月 7日　名古屋高裁　令元（行ケ）１号　選挙無効請求事件
(8)令和元年11月 7日　東京地裁　平２８（ワ）１３５２５号・平２８（ワ）３９４３８号・平２９（ワ）２７１３２号　安保法制違憲・国家賠償請求事件
(9)令和元年11月 6日　広島高裁松江支部　令元（行ケ）１号　選挙無効請求事件
(10)令和元年10月31日　広島高裁岡山支部　令元（行ケ）１号　選挙無効請求事件
(11)令和元年10月30日　東京高裁　令元（行ケ）２７号
(12)令和元年10月30日　福岡高裁宮崎支部　令元（行ケ）１号
(13)令和元年10月29日　大阪高裁　令元（行ケ）４号　選挙無効請求事件
(14)令和元年10月29日　名古屋高裁金沢支部　令元（行ケ）１号　選挙無効請求事件
(15)令和元年10月24日　札幌高裁　令元（行ケ）２号　選挙無効請求事件
(16)令和元年10月24日　東京地裁　平３１（行ウ）１１８号　特許出願公開及び審査請求義務付け等請求事件
(17)令和元年10月16日　高松高裁　令元（行ケ）１号　選挙無効請求事件
(18)令和元年 7月18日　宇都宮地裁　平２５（行ウ）１１号　政務調査費返還履行請求事件
(19)令和元年 7月17日　東京高裁　平３０（ネ）５１５０号・平３１（ネ）３５６号　開示禁止処分等請求控訴事件、同附帯控訴事件
(20)令和元年 6月27日　青森地裁　平２６（行ウ）２号　政務調査費返還等履行請求事件
(21)昭和24年10月30日　岡山地裁　昭２３（ワ）１４２号　組合員除名無効確認請求事件　〔鐘紡西大寺工場労働組合事件〕
(22)昭和24年10月13日　名古屋高裁　事件番号不詳
(23)昭和24年 9月19日　青森地裁　昭２３（行）３７号　青森市選挙管理委員会及び補充員指名推薦に関する決議取消請求事件
(24)昭和24年 9月 2日　東京高裁　昭２４（新を）１２８２号
(25)昭和24年 8月17日　東京高裁　事件番号不詳　昭和22年勅令第1号違反被告事件
(26)昭和24年 7月29日　東京高裁　昭２４（上）１４６号　軽犯罪法違反被告事件
(27)昭和24年 7月20日　宮崎地裁延岡支部　昭２３（り）６７号・昭２３（り）７４号・昭２３（り）６２号・昭２３（ぬ）１５号　業務妨害被告事件・名誉毀損被告事件　〔旭化成工業事件・第一審〕
(28)昭和24年 7月17日　山形地裁　昭２４（ヨ）２１号　仮処分申請事件　〔山形新聞社事件〕
(29)昭和24年 7月13日　最高裁大法廷　昭２３（オ）１３１号　県会議員選挙無効事件
(30)昭和24年 7月 4日　東京高裁　事件番号不詳　詐欺等被告事件
(31)昭和24年 6月13日　最高裁大法廷　昭２３（れ）２１１８号　昭和二二年勅令第一号違反・議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律違反各被告事件
(32)昭和24年 6月13日　最高裁大法廷　昭２３（れ）１８６２号　昭和二二年勅令第一号違反被告事件
(33)昭和24年 6月 1日　最高裁大法廷　昭２３（れ）１９５１号　昭和二二年政令第三二八号違反・議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律違反被告事件
(34)昭和24年 3月23日　広島地裁　事件番号不詳　業務妨害被告事件　〔宇品における国鉄助勤者乗船阻害事件・第一審〕
(35)昭和24年 3月15日　静岡地裁沼津支部　事件番号不詳　公務執行妨害被告事件　〔三島製紙事件・第一審〕
(36)昭和24年 2月26日　名古屋地裁　昭２３（ヨ）２４６号　仮処分申請事件
(37)昭和23年12月28日　静岡地裁　事件番号不詳　強要被告事件　〔全逓清水支部事件〕
(38)昭和23年11月30日　大阪高裁　昭２２（ナ）４号　地方自治法第六十六条第四項による請求事件
(39)昭和23年11月20日　東京高裁　昭２３（ナ）５号　東京都教育委員選挙無効確認事件
(40)昭和23年11月15日　京都地裁　昭２３（行）４号・昭２３（行）８号　併合除名処分無効確認並びに取消請求事件
(41)平成30年11月30日　東京地裁　平２９（行ウ）１９３号　損害賠償請求（住民訴訟）事件
(42)平成30年11月27日　広島高裁松江支部　平３０（行コ）１号・平３０（行コ）３号ないし８号　不当利得返還請求控訴、同附帯控訴事件
(43)平成30年11月15日　宇都宮地裁　平２４（行ウ）１５号　政務調査費返還履行請求事件
(44)平成30年11月 1日　東京高裁　平３０（ネ）２８４１号　損害賠償等請求控訴事件
(45)平成30年10月31日　東京地裁　平２７（ワ）１８２８２号　損害賠償請求事件
(46)平成30年10月30日　東京高裁　平２９（ネ）４４７７号　国家賠償請求控訴事件
(47)平成30年10月25日　東京高裁　平３０（行コ）１２１号　各シリア難民不認定処分無効確認等、訴えの追加的併合請求控訴事件
(48)平成30年10月25日　東京地裁　平２９（行ウ）６０号・平２９（行ウ）９３号　行政文書不開示処分取消請求事件
(49)平成30年10月24日　仙台高裁　平２９（行コ）２６号　政務調査費返還履行等請求控訴事件
(50)平成30年10月11日　東京高裁　平３０（う）４４１号　政治資金規正法違反被告事件
(51)平成30年10月 5日　東京地裁　平２７（ワ）３６８１７号・平２８（ワ）１８０９６号　損害賠償請求事件、損害賠償等請求事件
(52)平成30年 9月21日　東京地裁　平３０（行ウ）２１号　難民不認定処分等取消請求事件
(53)平成30年 9月20日　大阪地裁　平２９（ワ）１１６０５号　損害賠償請求事件
(54)平成30年 8月29日　東京地裁　平２９（ワ）１１９７１号・平３０（ワ）１１９４１号　損害賠償請求事件、独立当事者参加事件
(55)平成30年 8月28日　東京地裁　平２８（行ウ）２８１号　政務活動費返還請求事件
(56)平成30年 8月 9日　札幌高裁　平２９（行コ）８号　政務調査費返還履行請求控訴事件
(57)平成30年 8月 8日　東京高裁　平３０（ネ）１９９５号　国家賠償請求控訴事件
(58)平成30年 8月 8日　東京地裁　平２８（行ウ）１３７号　難民不認定処分取消請求事件
(59)平成30年 7月31日　東京地裁　平２９（行ウ）２３９号　仮滞在許可申請不許可処分取消等請求事件
(60)平成30年 7月20日　東京地裁　平２７（行ウ）３０２号　難民不認定処分取消等請求事件
(61)平成30年 7月20日　高知地裁　平２８（ワ）１２９号　損害賠償請求事件
(62)平成30年 7月17日　東京地裁　平２９（ワ）１７３８０号　損害賠償等請求事件
(63)平成30年 7月 5日　東京地裁　平２７（行ウ）５２４号　難民不認定処分取消等請求事件
(64)平成30年 7月 2日　大阪高裁　平２９（ネ）１４５３号　懲戒処分無効確認等請求控訴事件
(65)平成30年 6月27日　東京地裁　平２７（特わ）２１４８号　各政治資金規正法違反被告事件
(66)平成30年 5月31日　東京地裁　平２８（行ウ）２９９号　難民不認定処分無効確認等請求事件
(67)平成30年 5月15日　東京地裁　平２８（行ウ）３３２号　難民の認定をしない処分取消等請求事件
(68)平成30年 5月11日　東京地裁　平２８（行ウ）２４９号　難民の認定をしない処分取消請求事件
(69)平成30年 4月27日　大阪地裁　平２７（行ウ）２２９号　政務活動費返還請求事件（住民訴訟）
(70)平成30年 4月24日　東京地裁　平２９（行ウ）４４号　難民不認定処分等取消請求事件
(71)平成30年 4月23日　東京地裁　平２９（ワ）１６４６７号　損害賠償等請求事件
(72)平成30年 4月19日　東京地裁　平２８（行ウ）１４４号・平２８（行ウ）１５４号　難民不認定処分取消請求事件
(73)平成30年 4月18日　東京高裁　平２９（行コ）３０２号　埼玉県議会政務調査費返還請求控訴事件
(74)平成30年 4月12日　東京地裁　平２９（行ウ）６５号　難民不認定処分取消等請求事件
(75)平成30年 4月11日　知財高裁　平２９（行ケ）１０１６１号　審決取消請求事件
(76)平成30年 4月11日　神戸地裁　平２９（行ウ）９号　政務調査費返還請求住民訴訟事件
(77)平成30年 3月30日　広島高裁　平２９（行ケ）１号　選挙無効請求事件
(78)平成30年 3月29日　東京地裁　平２６（ワ）２９２５６号・平２７（ワ）２５４９５号　損害賠償請求事件（本訴）、損害賠償反訴請求事件（反訴）
(79)平成30年 3月26日　大阪地裁　平２８（行ウ）１５８号　戒告処分取消等請求事件
(80)平成30年 3月20日　大阪高裁　平２９（行コ）６０号　補助金不交付処分取消等請求控訴事件
(81)平成30年 3月20日　東京地裁　平２７（行ウ）７２７号　難民不認定処分等取消請求事件
(82)平成30年 3月20日　東京地裁　平２７（行ウ）１５８号・平２７（行ウ）１６３号・平２７（行ウ）１６４号・平２７（行ウ）１６５号・平２７（行ウ）５９５号　シリア難民不認定処分無効確認等請求事件、訴えの追加的併合請求事件
(83)平成30年 3月16日　鳥取地裁　平２６（行ウ）７号　不当利得請求事件
(84)平成30年 3月 6日　東京地裁　平２９（行ウ）２０号　難民不認定処分無効確認等請求事件
(85)平成30年 3月 5日　東京地裁　平２９（ワ）３３２１６号　国家賠償請求事件、損害賠償請求事件
(86)平成30年 2月23日　東京地裁　平２７（行ウ）７３号　難民の認定をしない処分取消請求事件
(87)平成30年 2月21日　広島高裁松江支部　平２９（行ケ）１号　選挙無効請求事件
(88)平成30年 2月21日　東京地裁　平２８（行ウ）６号　労働委員会救済命令取消請求事件
(89)平成30年 2月20日　東京地裁　平２７（行ウ）７１１号　難民不認定処分取消等請求事件
(90)平成30年 2月19日　福岡高裁宮崎支部　平２９（行ケ）１号　選挙無効請求事件
(91)平成30年 2月15日　東京地裁　平２８（行ウ）２６５号・平２８（行ウ）２９１号・平２８（行ウ）２９２号・平２８（行ウ）３７１号・平２８（行ウ）３７３号　難民不認定処分取消等請求事件、退去強制令書発付処分取消請求事件
(92)平成30年 2月14日　前橋地裁　平２６（行ウ）１６号　群馬の森追悼碑設置期間更新不許可処分取消等請求事件
(93)平成30年 2月 8日　仙台高裁　平２９（行コ）５号・平２９（行コ）１３号　政務調査費返還履行等請求控訴事件、同附帯控訴事件
(94)平成30年 2月 6日　東京高裁　平２９（行ケ）３５号
(95)平成30年 2月 6日　東京高裁　平２９（行ケ）３１号
(96)平成30年 2月 6日　東京地裁　平２７（ワ）３５２２３号　仮払金精算請求事件
(97)平成30年 2月 5日　福岡高裁　平２９（行ケ）１号　選挙無効請求事件
(98)平成30年 1月31日　名古屋高裁金沢支部　平２９（行ケ）１号　選挙無効請求事件
(99)平成30年 1月31日　高松高裁　平２９（行ケ）１号　選挙無効請求事件
(100)平成30年 1月31日　岡山地裁　平２６（行ウ）１５号　不当利得返還請求事件

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政治と選挙の裁判例(裁判例リスト)

■「選挙 コンサルタント」に関する裁判例一覧【1-101】
https://www.senkyo.win/hanrei-senkyo-consultant/

■「選挙 立候補」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-senkyo-rikkouho/

■「政治活動 選挙運動」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-seijikatsudou-senkyoundou/

■「公職選挙法 ポスター」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-kousyokusenkyohou-poster/

■「選挙 ビラ チラシ」に関する裁判例一覧【1～49】
https://www.senkyo.win/hanrei-senkyo-bira-chirashi/

■「政務活動費 ポスター」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-seimu-katsudouhi-poster/

■「演説会 告知 ポスター」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/senkyo-seiji-enzetsukai-kokuchi-poster/

■「公職選挙法 ポスター 掲示交渉」に関する裁判例一覧【101～210】
https://www.senkyo.win/kousyokusenkyohou-negotiate-put-up-poster/

■「政治ポスター貼り 公職選挙法 解釈」に関する裁判例一覧【211～327】
https://www.senkyo.win/political-poster-kousyokusenkyohou-explanation/

■「公職選挙法」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-kousyokusenkyohou/

■「選挙 公報 広報 ポスター ビラ」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/senkyo-kouhou-poster-bira/

■「選挙妨害」に関する裁判例一覧【1～90】
https://www.senkyo.win/hanrei-senkyo-bougai-poster/

■「二連(三連)ポスター 政党 公認 候補者」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-2ren-3ren-poster-political-party-official-candidate/

■「個人(単独)ポスター 政党 公認 候補者」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-kojin-tandoku-poster-political-party-official-candidate/

■「政党 公認 候補者 公募 ポスター」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-political-party-official-candidate-koubo-poster/

■「告示(公示)日 公営(公設)掲示板ポスター 政党 議員 政治家」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-kokuji-kouji-kouei-kousetsu-keijiban-poster-political-party-politician/

■「告示(公示)日 公営(公設)掲示板ポスター 政党 公報 広報」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-kokuji-kouji-kouei-kousetsu-keijiban-poster-political-party-campaign-bulletin-gazette-public-relations/

■「国政政党 地域政党 二連(三連)ポスター」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-kokusei-seitou-chiiki-seitou-2ren-3ren-poster/

■「国政政党 地域政党 個人(単独)ポスター」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-kokusei-seitou-chiiki-seitou-kojin-tandoku-poster/

■「公認 候補者 公募 ポスター 国政政党 地域政党」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-official-candidate-koubo-poster-kokusei-seitou-chiiki-seitou/

■「政治団体 公認 候補者 告示(公示)日 公営(公設)掲示板ポスター」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-political-organization-official-candidate-kokuji-kouji-kouei-kousetsu-keijiban-poster/

■「政治団体 後援会 選挙事務所 候補者 ポスター」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-political-organization-kouenkai-senkyo-jimusho-official-candidate-poster/

■「政党 衆議院議員 ポスター」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-seitou-shuugiin-giin-poster/

■「政党 参議院議員 ポスター」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-seitou-sangiin-giin-poster/

■「政党 地方議員 ポスター」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-seitou-chihou-giin-poster/

■「政党 代議士 ポスター」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-seitou-daigishi-giin-poster/

■「政党 ポスター貼り ボランティア」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-seitou-poster-hari-volunteer/

■「政党 党員 入党 入会 獲得 募集 代行」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-seitou-touin-nyuutou-nyuukai-kakutoku-boshuu-daikou/

■「政治団体 党員 入党 入会 獲得 募集 代行」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-seiji-dantai-nyuutou-nyuukai-kakutoku-boshuu-daikou/

■「後援会 入会 募集 獲得 代行」に関する裁判例一覧【1～100】
https://www.senkyo.win/hanrei-kouenkai-nyuukai-boshuu-kakutoku-daikou/

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■選挙の種類一覧
選挙①【衆議院議員総選挙】に向けた、政治活動ポスター貼り(掲示交渉代行)
選挙②【参議院議員通常選挙】に向けた、政治活動ポスター貼り(掲示交渉代行)
選挙③【一般選挙(地方選挙)】に向けた、政治活動ポスター貼り(掲示交渉代行)
選挙④【特別選挙(国政選挙|地方選挙)】に向けた、政治活動ポスター貼り(掲示交渉代行)

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(1)政治活動/選挙運動ポスター貼り　☆祝！勝つ！広報活動・事前街頭(単独/二連)選挙ポスター！
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(8)貼る専門！ポスター新規掲示！　☆貼！勝つ！広報活動・事前街頭(単独/二連)選挙ポスター！
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(9)選挙立札看板設置/証票申請代行　絶対ここに設置したい！選挙立札看板(選挙事務所/後援会連絡所)
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