ドブ板選挙プランナー/どぶ板選挙コンサルタント

ドブ板選挙プランナー/どぶ板選挙コンサルタント

かつての政治活動では、候補者や運動員が有権者に会うために民家を一軒一軒(場合によっては後援者の民家でミニ集会も行う)回りました。
その際、各家の前に張り巡らされた側溝(ドブ)を塞ぐ板を渡り、家人に会って支持を訴えたことが「ドブ板選挙」「どぶ板選挙」の由来です。
現在公職選挙法では戸別訪問を禁止しているため、小規模施設での集会や、徒歩で街頭を回り通行人に握手を求める等、選挙区の一人ひとりに直に支持を訴える方法で行われております。
一般に日本の選挙におきましては、三バン(地盤=後援会、看板=知名度、カバン=資金)の揃っている候補者が有利とされ、いずれかで劣る候補者は、支持拡大のための戦術のひとつとして、ドブ板選挙を選択します。
田中角栄は「歩いた家の数しか票は出ない。手を握った数しか票は出ない。」と唱え、自派の候補者にドブ板選挙を強く推奨したほか、現在では角栄の影響を強く受けた小沢一郎などの政治家が、自グループの候補者にドブ板選挙を積極的に勧めています。
一方で、青島幸男のように選挙公報作成と政見放送録画を除けばほぼ全く政治活動および選挙運動をせず、ドブ板選挙の反対を行きながら、高い知名度を武器に公職選挙に当選するタレント候補も存在します。

選挙活動ではドブ板選挙、政治に関係なくただの支持を訴える活動などにおいてはドブ板活動と、用語を使い分ける場合が多い。
選挙活動ではない、学会などただ単に自らへの支持を訴えるために一人一人説得して回る活動はドブ板活動と呼ぶ。
また、地道に活動していくことをドブ板戦術と呼ぶ。

ドブ板選挙という言葉があります。
いまでは聞かれなくなった言葉ですが、これはどういったものなのでしょうか。

戸別訪問をする選挙
ドブ板選挙のドブ板とは、それぞれの家を戸別訪問する選挙をさします。
家の前にある側溝にはりめぐらされたドブ板を渡ったことからこの名前がつけられました。
選挙を大きな組織の動員力などに頼ることなく、汗を流して地道な努力を積み重ねて行う、といった意味で使われます。
かの総理大臣の田中角栄は「歩いた家の数、手をにぎった数しか票はでない」という政治信条があったそうです。

戸別訪問は禁止?
しかし、現在では公職選挙法で戸別訪問は禁止されています。
しかしながら抜け道があって、個別に家をまわって「何か今の政治に不満はありませんか」「ご要望はありませんか」と訪ねることは合法とされています。
当然、候補者の名前や顔は認知されるわけですから、問題はないといえるでしょう。

現代のドブ板選挙?
いまではすっかり聞かれなくなったドブ板選挙という言葉ですが、戸別訪問にかわって、草の根の勝手連的な運動や、あるいはインターネットによる情報の拡散などは、現代のドブ板選挙といえるかもしれません。
《エキサイトニュースより抜粋》

■選挙は商圏のエリアマーケティング
地方議員選挙など、複数当選する選挙の場合、有権者数と立候補者数、予想投票率を出せば、当確ラインは見えてくる。
商圏のエリアマーケティングに通じるところがあるといえるだろう。

筆者は以前、知り合いから頼まれ、ある地方都市の市議選に関わったことがある。
ある候補のオブザーバーを務めてほしいと頼まれたのだ。
当時、その都市は人口約25万人、有権者数約19万人で、投票率は毎回40%前後。
市議の定数30で、その時の立候補者は38人だった。
トップは毎回5000票ほど獲得するベテランで、2位以下は2000票台。
1800票が当落ギリギリのラインで、2000票獲れば安全圏とされていた。

選挙事務所を訪ねて驚いた。静かなオフィスに事務局長と他のスタッフが数名いる程度だったからだ。
マンパワーが絶対的に足りないにもかかわらず、事務局長は余裕の表情。
聞くと「2000票は固い」と、胸を張った。名簿を見せてくれと言ったが、「今はない。だけど、安心してくれ」と、根拠が無い話を長々と続け、不安になった。
当の候補者は、駅頭でマイクを持つと、「日教組が日本の教育を悪くした」「愛のある体罰なら、容認すべきだ」と、自身の教育論を滔々と述べる始末。
「駅前のカラス対策をやるとか、狭い道路の拡幅に積極的に取り組むといった、市民生活に沿った政策を言わなければ落選する」と、アドバイスしたが、聞く耳を持ってもらえず、結果は約800票であえなく落選した。
票を獲得するのは、かくも難しいのだ。その票固めに必要なのは、名簿である。後援会組織を作り、いわゆる支持者を作っておく。
その名簿が基礎票の元になるが、支援してくれている県議の後援者名簿なども活躍するし、趣味の会の名簿なども役立つこともある。いろいろな名簿を精査し、積み上げていって、基礎票は出来上がるのである。
ある現職議員の選挙事務所関係者は語る。
「前回の選挙のデータを細かく分析する。各投票所ごとのをね。そうすると、ある地区はA候補が一番で、うちの候補は4番目。次の地区はB候補が強い。うちは10カ所で勝っていたけど、7カ所負けていた。そこで、その7カ所を重点的に掘り起こしていくんだ。地区のリーダーと仲良くなったりしてね。そうしないと、次は負けてしまう」
一つの投票所で1000票あったとする。
そこで、120票しか取れなかったものが、300票になる。
その積み重ねが必要なのだと、関係者は言うのだ。確かに、営業マンが月例の売り上げをどう上げていくかと考えた場合、一番弱いところの強化に当たるのが近道だということと通じている。

■「風頼み」選挙は風が吹くとは限らない
選挙でよくいわれるのが、「ドブ板選挙」。
1軒1軒戸別訪問し、お願いして回るやり方だ。
有権者と1対1なので、効率が悪いと思われがちだが、地道な努力は口コミで広がり、確実な票読みの材料となる。
「生活の党と山本太郎となかまたち」の小沢一郎共同代表が、ドブ板で培った人脈を活かし、農村部でミカン箱の上に立ち、辻立ちをすることで知られている。
「川上から川下へ」と呼ばれるこのやり方は、辻立ちが都市部に入る頃には大きなうねりになると言われているからだ。
このドブ板も、辻立ちもベースにあるのは、名簿の存在があってこそ、なのである。

最近の選挙は「風頼み」と呼ばれることがあるが、風は吹くとは限らない。
ましてや、地方議員選挙にはあり得ない話といっていいだろう。
だから、着実な票の積み重ねが求められるのである。

戸別訪問、電話でのお願い……。地道な努力こそが、何よりも大切なのだが、一方で時代を感じさせるエピソードもある。

選挙プランナーが語る。

「3年前からネット選挙が解禁になりましたが、まだまだ規制が多いのでやりづらい面があります。たとえば、選挙期間中は電子メールや携帯のショートメッセージは規制対象となっています。ところが、ラインは新しいツールで対象外。だから今はライン作戦で一気に巻き返しを狙っています」
投票日前日の最後のお願いが、ライン。
まさに時々刻々と変わる社会情勢に乗った新作戦といえるのではないか。
ちなみに、電話のお願いは最近、効果が薄れているという。
「オレオレ詐欺が社会問題化してから、知らない電話番号からの電話には出てくれないようになったり、勘違いして警察に通報されそうになったりしたこともありました。もう電話ではない時代なんですよね」
思わぬところで、事件の影響があるのだという。
とはいえ、電話でもラインでもベースになるのは、名簿なのである。
時代に変わりなく必要とされているのは、名簿ということなのだ。さらに最後は、やはりフェイス・トゥ・フェイスがモノをいうという。
「忙しい中で、候補者本人が支援者、有権者に語りかけ、握手をすれば、情が湧きますよね。有効な支援者にそれをして、『やっぱりアイツはいいヤツだよ』って周りに言ってもらう。このアナウンス効果って、効きますよね」(ある選挙事務所スタッフ)
甲乙つけがたい商品の場合、販売担当者の印象で決めることに似ているだろう。
しかも、口コミ効果はまさに、ビジネスと共通している点だ。最新のツールを使いつつ、昔ながらのドブ板選挙など手練手管も必要だということだ。
《ライブドアニュースより抜粋》

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