
政治選挙にかかわるポスター
【政党ポスター】人気は大型ポスター、貼る枚数で勝負の小型ポスター
告示日や任期満了の六か月前までは政治活動の一環として開催する演説会の告知用の個人ポスター(顔写真入り)の掲示が認められていますが、六か月を切ると、個人ポスターは掲示できず、速やかにはがさなければなりません。
そこで、それに代わって登場するのが「政党ポスター」もしくは「政治団体ポスター」です。
これはテーマを設定した時局講演会告知の形式をとり、①弁士は二名以上であること、②各弁士の面積、文字の大きさ、写真の大きさ等は同様であること、③弁士一人の部分の面積が政党表示部分を超えないこと(面積、文字の大きさ等)、④弁士のすべてが同一選挙区内の公職の候補者でないことーなどの制約はありますが、告示日前日まで掲示できるポスターで(詳細については必ず当該選挙管理委員会にご確認ください)、弁士を二人(二連)、三人(三連)並べて掲載するものが多いようです。
大きさは自由で、最近の流行はB1判やA1判など大きなポスターも見られますが、あまり大きいものだと貼ってもらえるスペースは限られてしまいます。
小さめのポスターをつくって、あちこちに、あるいは同一の場所に何枚も貼ってもらった方がいいという判断もあります。
弁士は必ずしも政治家である必要はありません。
テレビに登場するような有名・著名人を使う人もいますが、政治団体ポスターの場合は、同じ政党で有名または人気のある政治家を弁士にするケースが多いようです。
政治団体ポスターは、政党ポスターより選管の厳しい判断もありますので、必ず事前に選管にチェックしてもらってください。
【選挙運動用ポスター】インパクトで勝負
選挙運動期間中に公営掲示板に貼ってあるのが「選挙運動用ポスター」です。
選挙では公営掲示板にすべての候補者のポスターが貼り出され、市町村議員選挙ともなると何十人ものポスターが同じ場所に貼り出されます。
実に様々なポスターが並んでいますが、どのようなポスターがよいポスターといえるのでしょうか。
一言で言えば、インパクトの強いもの”です。
ポスターのデザインはもちろん重要ですが、選挙では、それ以上に、目立つ(有者の日につく)こと、そして者らしさ、メッセージが有権者に伝わることが重要です。
有権者に顔と名前、そしてメッセージを認識してもらい、投票用紙に自分の名前を書いてもらわなければならないからです。
ここでポスター作成のポイントについて紹介しましょう。
まずポスターに掲載する候補者の写真は非常に重要です。
しかし、必ずしも一流カメラマンの必要はありません。
むしろ候補者の親しい友人でカメラのうまい人が最適任です。
その理由は、候補者の一番素敵な笑顔、真剣な顔など、候補者のことをよく知っているからです。
次に、選挙ポスターに掲載する写真の表情ですが、一般的に「笑顔」、「真剣な顔」、「自然な顔」の三つのパターンがあります。
世界中の選挙ポスターの大半は、たとえ独裁者でも「笑顔」が多いのです。
やはり人は笑顔にひかれるのであって、「しかめっ面」に票は集まりません。
ただし、挑戦者で、特に若い新人候補の場合は厳しい顔がふさわしいこともあります。
次にデザインです。
これまでの選挙ポスターの常識にとらわれる必要はありません。
顔の大きさも縮小してみたり拡大したりするなど自由にやってみていいと思います。
以前なら頭の上に字を書いたり、顔が父けたりすると縁起が悪いということで、そうしたポスターはありませんでしたが、最近は関係なくなってきました。
顔をドーンと大きくすると非常に迫力が出ます。
背景を黒にし、強いライトを浴びせて陰影を出すというのも、昔なら葬式のようで嫌われていたのですが、今は、立体感が出るのでよいという評価もあります。
写真撮影時の目線は特に大切です。
カメラのレンズが有権者の目の高さと考え、絶対にレンズを見下ろしてはいけません。
有権者からすれば、自分が見下されているように感じるからです。
必ず目線は、レンズと同じか、レンズを見上げるようにしてください。
写真の選定では、撮った写真を候補者自身が選ばないようにしましょう。
自分が好きな写真と他人が見て好ましいと思う写真とは違うからです。
自分が選ぶと、どうしても自分の久点が出ていないものを選んでしまうものです。
候補者自身に選ばせないのが写真選定のコツです。
また、新人候補の場合、知名度がないので必ず名前を大きく、目立たせるようにした方がいいのですが、知名度のあるベテラン候補であれば名前はすでに周知されているので名前を小さくしても構わないでしょう。
なお、ポスター印刷時の注意事項として、ユポ紙(耐水性に優れた合成脂のポリプロピレンを主原料とした紙)か環境にやさしい紙にするか以上に、防水加工や、直射日光による変色や色落ちを防ぐ加工等、貼ってから後悔しない選択を心掛けてください。
特に選挙に不慣れな印刷会社の場合は、注意が必要です。
【選挙ポスター】
何らかの形で選挙運動と関係するポスターを総称して選挙ポスターと呼ぶとするならば、種類としては以下のようなものがあります。
a.本番ポスター(選挙運動用ポスター)
選挙運動期間中に公営掲示板(議院議員選挙では候補者届出政党、および比例名簿届出
政党も証紙を貼った本番ポスターを街頭に掲示することができます)に貼ってあるのが本番ポスター(選挙運動用ポスター)です。
b、事前ポスター
公(告)示日前でも、顔写真と名前の入った時局講演会等の告知ポスターは街頭に自由に掲示することができます。
後援会用のポスターです。
ただし、公(告)示日もしくは任期満了日6か月前以降は掲示することができませんので、すでに掲示してある場合ははがさなければなりません。
C、政党(2連/3連)ポスター
公(告)示日や任期満了の6か月以降でも、政党(政治団体)主催の時局講演会告知の政党(2連/3連)ポスターは掲示することができます。
ただし、時局講演会の弁士(講師)を2名以上並記(候補者のみを目立たせたりしないこと)すれば掲示できると解されています。
積極的に活用しましょう。
政党ポスターは6か月前の規制がありませんので告(公)示日の前日まで貼れます。したがって、政党公認候補や政党推薦候補はつくったほうが得です。
もっとも、政党に逆風のときはケース・バイ・ケースの判断が必要です。
普通は2連ポスターです。2連とは3分の1が候補者の顔と名前、3分の1が政党の代表や有名人の顔と名前、残りの3分の1が主催している政党の表記。これが一般的ですが、弁士は2人でも3人でもかまいません。
ただし増やせば増やすだけ弁士の枠が小さくなります。
大きさは自由で、最近の流行はB1~A2判などけっこう大きなポスターも見られますが、あまり大きいものだと貼ってくれるスペースは限られてしまいます。
小さめのポスターをつくって、あちこちに、あるいは同一の場所に何枚も貼ってもらったほうがいいという判断もあります。
首長選では確認団体を前提とした政治団体主催の2連ポスターも効果がある場合もあります。
d、室内用ポスター
家の中やオフィスの部屋の中に、推薦する候補者の室内用ポスターを掲示することは自由にできます。
ただし、ショーウインドウやビルの廊下等、不特定多数の人に見える場所には貼ることができません。
そうした限られた室内にのみ掲示しても良いために作成されるポスターなので、「室内用」と表記しましょう。
室内用ポスターというのは公職選挙法では何も規定されていないので、記載は自由です。
選挙ポスターと同じデザインでつくってもらえば、一部を修正し、そのまま選挙ポスターに使えます。
「ご推薦ありがとうございます」の字句の入ったものもよく見受けられます。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。


この記事へのコメントはありません。