ドブ板の学校【座学研修】戦略立案(4)勝ち筋を描くシナリオ設計 勝利ライン(得票目標)と、支援者数・行動数からの逆算設計/フェーズごとの作戦分け

ドブ板の学校【座学研修】戦略立案(4)勝ち筋を描くシナリオ設計 勝利ライン(得票目標)と、支援者数・行動数からの逆算設計/フェーズごとの作戦分け

「どぶ板政治活動 戦略立案10コマ」の第4講義
「どぶ板の学校」戦略立案講座の中で、第4講「勝ち筋を描くシナリオ設計」は、選挙を「運」ではなく「戦略と行動」で勝ち取るための中核講座です。
以下、詳しくご説明します。


第4講義「勝ち筋を描くシナリオ設計」

■目的

候補者が勝利に必要な得票ラインを明確にし、そこから逆算して「いつ・誰が・何を・どのくらい」やるかという選挙戦の全体像=勝ち筋シナリオを描けるようにすること。


■1. 得票目標(勝利ライン)の設定法

選挙で「勝つ」ためには、まず何票取れば勝てるのかを明確にする必要があります。

  • 過去の選挙データをもとに票数を推定

    • 定数、過去の当選ライン(最低当選得票)、有効投票数、投票率

    • 想定される次回の投票率(選挙区の盛り上がり・争点有無など考慮)

  • 例:定数3の市議選(前回投票率42%、有効投票数21,000票)

    • 当選ボーダー:約3位=3,100票 → 余裕見て 3,500票を勝利ラインに設定


■2. 得票目標からの逆算設計

勝利票数を「支援者数」と「行動量」に落とし込み、必要な日々の活動を数値で把握します。

a. 支援者からの得票率(換算率)を想定

  • 「●●さんに入れてね!」とお願いしてくれる支援者1人が平均2~3票を動かすと仮定

  • → 3,500票 ÷ 2.5票 ≒ 1,400人のアクティブ支援者が必要

b. アクティブ支援者をどう作るか

  • ポスティング・訪問・駅立ちなどによる接触人数の設計

    • 例:訪問での好感度接触→100人中5人が支持者化(5%転換率)

    • 1,400人の支援者を生むには→ 接触人数:約28,000人必要

c. 行動への落とし込み(例)

  • 訪問1日200軒 × 週5日 × 8週=8,000軒

  • ポスティング15,000枚

  • 駅頭 50回 × 平均接触250人=12,500人

上記のように、戦略が「どれだけの行動に分解できるか」が鍵になります。


■3. フェーズ分けによる作戦構築

選挙戦は通期で同じ戦術では通用しません。目的別にフェーズを区切り、戦い方を変えていきます。

■フェーズ例と目的

フェーズ 期間 目的 主な戦術
フェーズ1 半年前~3か月前 認知獲得 駅頭、SNS、顔出し・自己紹介
フェーズ2 3か月前~1か月前 支持醸成 訪問・対話・ポスター・地域回り
フェーズ3 告示直前~告示後 投票行動の決定 電話かけ、口コミ拡散、決起集会
フェーズ4 投票日前後 投票率上げ 期日前呼びかけ、投票日の運動規制下戦術

■4. ワークショップ形式

講座内では、以下のような実践ワークを行います。

  • 自分の選挙区の有権者数・投票率から勝利ラインを計算

  • 支援者数と接触目標を具体的に逆算

  • 自分のリソース(人・金・時間)から実現可能な戦略と行動量を割り出す

  • フェーズごとの活動計画表をテンプレートで作成


■ゴール

この講座終了時には、候補者が次のような選挙シナリオ設計図を手にしています:

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